段取りがややこしい法人設立時の古物商許可申請
楽々市場は古本市も併設する予定で、「古物商許可」を取得しました。一般的には行政書士に依頼して取得するケースが多いらしく、自力で申請から取得に至るまで手こずったのですが、この経験談が法人設立して古物商を取得される方の参考になればと思います。
ちなみに私が取得する際に参考にさせてもらったのはこちらのサイト。大変詳しくてお世話になりました。
申請は本店のある管轄の警察署に。地元警察HPで要件をCHECK
古物商許可を管轄しているのは警察署です。最寄の警察ではなく本店住所を管轄している警察署になります。楽々園の管轄はちと遠い佐伯警察署。なるべく通うことのないように効率よく進めたいところ。私の経験を踏まえて気にしておけばよかったポイントをいくつかあげておきます。
point 1:会社設立時の定款の目的に「古物営業法に基づく古物商」といれる
法人での申請には会社を設立してから取得することのできる「履歴事項全部証明書」や「定款の写し」が必要なので法人設立前に申請することができません。定款とは会社を設立する際に作成する書類でこちらに事業内容(目的)を盛り込むのですが、この目的に記載がない事業は行うことができないので、「古物営業法に基づく古物商」の項目を入れておきます。
point 2:まず本籍地でしか取得できない「身分証明書」を取り寄せる
会社設立時にはいろいろやることがあって大変なのですが、古物商申請のために必要な書類の中でも「身分証明書」という聞きなれない書類の取得を早めにしておくべきでした。私は「身分証明書」ってIDのこと?免許証でいいかぁ〜と軽く考えていたところ、いざ書類を集める際に「身分証明書」とは本籍地でのみ発行される、過去に破産などの事故を起こしていないかを証明する書類のことだと知り…しかも法人の役員全員分の書類が必要…、一瞬気を失いそうになりました。
粛々と本籍地市役所から取り寄せました。(一通300円だった)
point 3:住民票の写しは「本籍又は国籍が記載され個人番号は省略のもの」
住民票も役員全員分が必要なのですが、必ず「本籍又は国籍が記載され個人番号は省略のもの」と指定して取得しなくてはならなかったのに焦って適当に取ってしまい一度失敗しました。必要書類の備考の部分をよくみていなかったのですが、結構大事なことが「備考」に書いてあるので油断大敵でした。
point 4:「略歴書」と「誓約書」は書式をダウンロード
こちらも役員全員分必要ですが、警察署のHPから書式をダウンロードして記入すればよいのでハードルは高くありません。私は最初企画書みたいに自分で作らなくてはならないと勘違いして、気を失いそうになりましたが(2回目)、この書式のリンクこそ「備考」にご案内していただきたかったです。
↓↓↓広島県警察署の手続様式ダウンロードはこちら
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/police/youshiki.html
書類の記入にもちょっとコツがある
古物商許可申請書も上記様式からダウンロードしますがこちらも複数枚ありヤヤコシイ…。ひとめ見た瞬間に軽く気を失いそうになり(3回目)やはり自力で申請するのは厳しいのか…?と弱気になってしまいそうでしたが今にして思うといい思い出です。
次回は書類の書き方から取得までの経験談02です。