真夏の造幣局お花見。紫の水生植物アメリカミズアオイ/ポンテデリア・コルダータ

PLACE

桜だけじゃない!広島造幣局のお花見

楽々園の近くには貨幣を製造する造幣局があり、そのお膝元である造幣局に面する通りは「コイン通り」と呼ばれています。非常に金運の良さような通りの名前ですね。駅からは遠いので主に車で通ることが多い通りですが、コイン通り沿いにも商店やスーパーが多く、ひとつの経済圏を成しているように見受けられます。

造幣局といえば春の桜の季節のお花見が有名で、その時期には一般開放されるとのことですが夏にもなかなか珍しいお花も見ることができます。造幣局の壁沿いの水路に何やら見たこともない水生植物が群生していたので近寄ってみてみると紫色の花をつけており涼しげで実に見事、外来の植物であるような気配がします。2週間後再び訪れると花の数はさらに勢いづいていてしかもまだこれから咲こうという蕾がたくさんついています。ということはこの花はこの真夏の炎天下の元でも一定程度の期間にわたって咲き続けるなかなかお得な植物のようです。

アメリカミズアオイ/ポンテデリア・コルダータ

Google画像検索でみたところ、こちらの植物はミズアオイという植物の一種でおそらく外来種の「アメリカミズアオイ」または「ポンテデリア・コルダータ」と呼ばれるもののようです。こんな炎天下でも涼しげな花を咲かせ続けるのだから熱帯地方原産の植物なのでしょうか?調べてみると北アメリカ原産で日本各地の沼や池に自生する帰化植物とのこと。ここは池でも沼でもありませんし小さいお堀というかメダカが泳いでいるくらいの用水路のような場所なので、造幣局の方が手入れをしているのかもしれません。


車で通っていたら決して気がつくことはないであろう特別なお花見をすることができたので真夏の炎天下を歩くことも悪くないなと思うのでした。

広島造幣局「金持ちの木」付近
タイトルとURLをコピーしました