About OddRooming

Microscopic Journey -舞踏という旅-

OddRooming始動によせて

私にとって舞踏とは旅のようなものでそれは決して物理的な距離という観点ではなく、おどりによって非日常への旅へいつも飛び込んでいるということ。自分でつくった世界のなかへ旅立つこと。その世界は日常のからだのふとした裏にあるものだったりするのですが、その世界では自分は社会の役割に関わりないただの自分でいられるのではないかなと。それは旅の非日常に似て自由。

一方で、初めて訪れた場所でもじぶんがまるで土着であるかのように存在できるようでありたいと思う。舞踏は日本に根っこはあるかもしれないけど、世界のどこにいてもその空気やそこで活動する人々の空気から生まれる風景をからだが見せてくれることがあって、世界のどこに行ってもそういうおどりの「場」がつくれるようにありたいと思うし、それを私は「地産地消のおどり」なんて言ったりしてます。

舞踏と即興のクリエイティブユニット・OddRoomingは「舞踏」(原初の踊りというニュアンスで私はよく「おどり」とも言います)とジャンルにとらわれない「即興」の研鑽と追求を通して、「地産地消」の活動を世界とダイレクトにコネクトし共有することを目指しています。そう言った意味では実際に「旅」なのかもしれません。

About

OddRooming
– Butoh and Improvisation, Creative unit –
おどり(舞踏)と即興の身体創造ユニット。東京、ニューヨークなどで活動し、現在は福岡市と広島市を往還しつつマイナーな表現活動と経済の共存をモットーに森の生活を試みる。

Room Members

Roomin’
■Butoh ■Improvisation ■Design ■Plants


武蔵野美術大学卒業後舞踏に出逢い、’99年初舞台を踏む。独舞「とどのまつり」(テルプシコール/東京)にて舞踊批評家協会新人賞受賞。以後ソロ活動を継続し自主企画公演を軸に、”ダンス白州”等参加。’12年渡米。NYにて白石民夫、Min Xiao-Fenらと即興デュオ、ニューヨークタイムズ掲載などの反響を得る。近年は福岡市を拠点に舞踏と即興の場づくりを目指しOddRooming主宰。

In 1999, Roomin’ started her butoh career in Tokyo. In 2001, she won the New Artist Award of the Japan Dance Critics Association for her solo performances at Terpsichore, the legendary butoh performance space in Tokyo. She has participated in Dance Hakushu Festival (Hokuto city), Dance ga mitai (die pratze, Tokyo) and many other international projects as a solo butoh dancer.  In 2012, Roomin’ moved to New York. She has been collaborating with New York-based musicians such as Min Xiao-Fen, Tamio Shiraishi and so on. Her activities have been featured in the “New York Times”. Currently she has been in Japan. She is the organizer of OddRooming.

photo by yotubato studio

Master Wotazumi
■Hotchiku ■Improvisation ■Homily ■Books


広島市出身。法竹奏者。海童道師。東京で海童道法竹を学び、道元希玄の正法眼蔵を学ぶ。学術および芸術修士号を取得後渡米、国際調査報道に従事する傍ら、ニューヨークの Creative Music Studio で即興演奏を学ぶ。現在はニューヨークと広島、そして福岡を拠点に道曲吹上と即興藝能の活動を行っている。ヘルマン・ヘッセのガラス玉遊戯とヘンリー・ソローの森の生活に憧れ、ナーダ・ヨーガ、西野流呼吸法に励んでいる。

KenYa Kawaguchi Hotchiku Jinashi-Shakuhachi
Born in Hiroshima City, is a Japanese shakuhachi musician. He has been living in both New York City and Hiroshima City. He plays an un-lacquered, un-jointed, bamboo flute to help express his music directly and transcend any separation between performer and instrument in the tradition of Watazumido, and has been inspired by the playing of John Coltrane and Eric Dolphy, Taj Mahal Travelers and Musica Elettronica Viva. He debuted with a work by John Cage at the Museum of Contemporary Art Tokyo. He had participated in the Annual Opus Medium Recital at the Tokyo Opera City Hall, and currently participates in Karl Berger`s Improvisers Orchestra. Kawaguchi is a member of Seiji Nagai Group, and OddRooming.

Sunday Michiru
■Samba


孤高のサンバダンサー。1993年サンバに出逢い、ブラジル渡航など修行ののち浅草サンバカーニバル、銀座まつりをはじめ数々のイベントに出演し、「トゥナイト2」(テレビ朝日)、「Kasha」(竹書房)、新聞全国紙などの多数メディアに出現する。その後突然の活動休止を経て2016年夏、20年ぶりに復活の舞を果たす。2018年夏、第一回ケツ能・狂言の会「未生のカーニヴァル」(京都/アバンギルド)に出演。

タイトルとURLをコピーしました