30代未経験でデザイン求人に応募→採用/経験よりもやる気重視ってありなんです

CREATIVE

30才を過ぎて未経験の私がデザインの仕事に就きたくて独学で作った自分の舞踏公演のチラシを履歴書とともに送り、応募した2社から面接の連絡をいただきました。(→前回舞踏の公演のチラシで応募した件)初めての俗にいう会社での面接に自前のエセスーツで見た目を整え、心して臨んだのですが、いずれの会社も私より年下と思われる方に面接していただき、筆記テストや実技試験もあったりしてかなりの長い時間をいただくことに恐縮しました。どちらかの会社で知能テストのような根気を要する作業をしている間は面接官の方は別室で私の応募書類を確認しているようでしたが、その時に初めてきちんと舞踏公演のチラシをご覧になったようで、ドアの向こうで「何コレ〜◯◯◯◯(公演名)だって〜」と相当盛り上がっておいでで、私は気が気じゃありませんでした。でもなんだか逃げも隠れもしないような覚悟はできていて、とにかく自分が未経験であることは百も承知ですので、「精一杯覚えて力になれるように頑張ります」という空気感はかなりでていたんじゃないかなと思います。(実際そう思っていましたし。)

結局そういう「必死さ」が評価されたのか、その時面接していただいた会社2社から両方とも採用のご連絡をいただいたのでした!な、なんということだ…。自分の人生史上このように「仕事」で受け入れられたのって初めてかもしれません。おこがましくも選ばせていただき地元の自転車で通える場所にある地域密着な感じの求人広告の新規開設事務所の制作職として採用していただくこととなりました。(はい、アルバイトですが)

いよいよ、初めての出勤の日、わざわざ他営業所から私の教育係の方がいらして(はるかに年下)私をデスクに案内してくれました。当然そんな経験生まれて初めてです。営業所は開設したばかりで私専用のパソコンが目の前に…。そこでいつものボタンを探しても見当たらず、キーボードの配列もなんとなく違うしリンゴマークがない…。こ、コレは?そう、私はそれまでにwindowsマシンを一度も使用したことがなく電源の入れ方すらわからなかったのです。電源の入れ方を尋ねると明らかに教育係の方がひいているのが目に見てとれました。ここからの日々はかなり大変であったということはいうまでもありませんでした。

でもその後私はその会社でなんとか仕事をこなせるようになってやがて正社員となり、のちに自分が採用するという立場になるのですが、テクニックや経験がある人より未経験でも仕事へのやる気がある人を採用したいと思う気持ちはなんとなくわかるような気がします。

その後自宅でもwindowsを購入してだいぶPCに詳しくなりました
タイトルとURLをコピーしました