以前ニューヨークにいたときに日本以外の国の人たちは自国で使っているiPhoneを当たり前のようにSIMを差し替えて使っていたのですが、当時日本では3大キャリアによるSIMロックが通常行われておりiPhoneのSIMを差し替えて使うという発想自体がそもそもありませんでした。でもどう考えてもそれはナンセンスで、「SIMフリー」とはなんて素晴らしいシステムなのだろう…と羨望の眼差しで周りを見つつ、帰国した際には仕方なく日本のキャリアのiPhoneを「月月割」とか「2年縛り」とやらの自由度の低い契約をして、決して安くないその月々の支払いと使いきれないギガに、その「価値」があるかどうかを考えておりました。
そして2年縛りの更新月が迫った2015年頃、ネットで「格安SIM」なるものの情報を見つけたのです。私がかつてアメリカで羨望の眼差しで見ていた「SIMフリーiPhone」にSIMを差して使うというスタイルで使えるMVNO(自社では通信網を持たないけどキャリアの電波を借りて独自の通信を取り扱う事業者)なるものが出始めて来ておりまして、しかもなんと日本のApple StoreでもSIMフリーのiPhoneが販売されていたのです!iPhoneは決して安いものではありませんが新しいSIMフリーiPhoneを買って格安SIMの通話可能なプランを使えば現在のキャリアiPhoneを使い続けるよりもお得であるという試算に至りました。何より使っていない無駄に多いギガは必要ありません。
キャリアからの乗換計画は、まず2年縛りの更新月の間(解約の違約金がかからない)にApple Storeにいく予定を手帳に書き込みました。そして格安SIMは何社かありましたが、どこも値段的にはそんなに変わらない印象。ただお店をもたないネット販売が主流で、自分で設定できる自信がなかったので、ビックカメラで「BIG SIM」という名で取り扱われている「iiJ mioフォン」に決めました。一番繋がりそうなドコモ回線を使っているというのもメリットかと思います。
いざ決行の日、Apple Storeへ! 案の定行列ができていましたが、「SIMフリーアイフォンください」と告げるとすぐに対応してくれました。さすが資本主義…!その時最新モデルは6シリーズだったのですがあえて「5s」にすることを心に決めていました。4インチというサイズ感がよかったしカクカクした感じも好みでした。色もゴールド(シャンパンベージュみたいな上品な色)が選べて迷いはありませんでした。価格は確か7万ちょいくらい。安くはないですがその分大切に使うことを心に誓いました。
Apple Storeからすぐそばのビックカメラへ。迷いなく一直線にBIG SIMと書かれているカウンターへ。契約をお願いすると「MNPはお済みですか?」ときかれ???番号そのままで乗り換えられるあの作業をまずしてくださいとのこと。そのカウンターから電話してMNPの番号をもらい、改めて契約へ。「あの~iPhone買ってきたのでこれに設定して欲しいのですが」とお願いすると快く受けてくださり、2時間くらいかかるとのことだったので、その日の他の予定を済ませて夕方改めて取りに行くと、ちゃんと使えるアイフォンになっておりました。
私が申し込んだのは「ミニマムプラン」という音声通話付きのプラン。月々1,600円で3Gまでのデータ通信と通話した分が加算される仕組みですが、料金は月々大体2,000円いくかいかないかくらいです。5年以上たった現在もなんの不満もなく使えております。このときに買ったiPhone 5sはiOSのサポートもギリギリ圏内に残りながら5年以上使用することになりました。
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