→箱崎水族館喫茶室ではじめておどった時のこと/即興LIVE:Improvisation with Dance
ここのところ何かと関わりの多かった「本と音楽」でお馴染みの「箱崎水族館喫茶室」ですが、こちらに初めて出演したのは2016年の年末クリスマスイブイブのこと、ドラムの武井庸郎氏の企画「Improvisation with Dance」でピアノの河合拓始氏とともに即興でおどらせていただきました。当時はまだ今の仕事先に勤めはじめて2年くらいでまだまだ思うようにいかないことも多く、その頃まではなかなか自らの舞踏・おどりの活動にまで気持ちが奮い立たずにいました。福岡市内のライブ会場のこととかも疎くて知り合いもいなかったのでこの参加を通して箱崎水族館と関わりができたことは非常にありがたく思います。
この出演が私の中での「気持ちのきっかけ」となったのか(あるいは年齢を重ねてタフになったのか)、年明け2017年から仕事もなんとか一定程度のことは大丈夫かなと思えるようになったように思います。6月には思い切って有給をとり3年ぶりにニューヨークへいっておどったりと活動の方も少しずつ充実が感じられるようになってきました。→2017年久々のNYその1/有給とって10日間でライブとCMS即興ワークショップ参加の日程を組む
箱崎水族館での「Improvisation with Dance」の方もなかなか気に入っていただけたようで、2017年には7月とさらに9月にも出演の機会があり、毎度のことですがチラシも作らせていただきました。ここだけの話、頻繁にライブをされるミュージシャンの方たちはいちいち印刷でチラシを作ることはあまりしないと思うのですが、わたしが作りたくて勝手に作っているうちに毎回お願いしてもらえるようになってきたという感じです。まぁチラシの印刷代は今やコピー代よりも安いので…。
File:1 2017年7月1日 Improvisation with Dance
最初の出演から約半年後に武井氏と河合氏とのライブが再び。前回のライブのチラシは出演者それぞれからいただいたアー写などで制作したのですが、今回はなるべく箱崎水族館の会場の雰囲気が感じられるように前回行ったライブの写真をぜひ使いたいと考えました。しかしながら本番時スチールの撮影がなかったため、わたしが固定カメラで撮ったビデオの画像から切り出して使用することにしました。当然画質は良くないのでなんとなくぼんやりしたテイストにすることで画質の悪さが目立たないようにしています。やっぱりスチール撮影っておどりにはありがたい存在なのだと再認識すると同時に、動画は動画で「自分で気に入ったいいなと思える瞬間」を切り取れる面白さもありました。
File:2 2017年9月9日 Improvisation with Dance
前回のライブから約2ヶ月後の9月の会は、東京から大分県に移住されたサックスのミドリトモヒデ氏を交えて4人での即興ライブとなりました。基本的にこの「Improvisation with Dance」は前半は音楽家による即興一本、後半はおどりを交えた全員による即興一本の二部構成となっていて特に時間は決められていないのですが大体1ステージ30分強くらいが多いです。わたしは爆発系の必死なおどりが信条なので1ステージでもくたくたになることもありますが音楽家の方々は何ステージでも演奏できるのですごいな〜と思います。
ちなみにこの時に制作したチラシに使用した写真はミドリ氏以外は7月のライブの際に撮影をしてくださったものをいただくことができて(photo by Kentarou Oogiura)なかなか臨場感あふれる画像を使用することができて大変ありがたかったです。なんだか会を重ねるごとに少しずつ活動が進化しているような気がしてこの手応え感はちょっと嬉しかったですね。活動の継続を通してでしかつくることはできない「地産地消のおどり」ってこんな感じなのかなと少しづつ感じはじめていたのです。