2021年8月/OddRooming「ムラータ 森の生活」おどります

BUTOH

2013年秋にスタートし2014年から必ず年に4回、コロナ禍も続いている2021年現時点まで一度も休むことなく継続して開催されている連続公演「舞踏靑龍會アトリエ連続公演」が8月に開催されます。夏の恒例のSunday Michiruによるオープニングサンバは今年もコロナ禍の状況を鑑み中止となってしまいました。代わりにと言ってはなんですが、 Sunday MichiruへのオマージュとしてOddRooming・RoominとMaster Wotazumiの2人が舞台を踏ませていただくこととなりましたのでご案内させていただきます。
毎年夏に九州ツアーを行っている東京時代の盟友・木村由ちゃんが今年も出演してくれるとのことで楽しみです。由ちゃんも九州での活動を年一度で継続して行なっているからちゃんと認知もされてきていますし福岡でのファンもついてきたと思います。やはり継続して活動を続けることでじわじわと広がっていくこの感じが私はすごく馴染みのある感じで落ち着くといいますか、やはり感覚を分かち合ってきたのだな〜と勝手に思ったり…。募る話もあると思うので飲みすぎないように今から肝に命じております。(飲みすぎないように気をつける心構え)

OddRoomingの今回の作品はサンバを舞うことのできなかったSunday Michiruへのオマージュとさせていただこうと思い、「ムラータ」と名付けさせていただきました。「ムラータ」というのは移民の歴史を経てきたアメリカ大陸のある人種を指す通称なのですが、一般的にはラテンアメリカでのポルトガルやスペインなどのヨーロッパ移民とアフリカ出身の黒人との混血のことを「ムラート」と呼び、中でも女性のことを「ムラータ」と呼んできた流れがありまして、それは中学生くらいに世界史の授業で習ったのです。今はあまりそういう言い方をしているかどうかはわかりませんが、私がブラジルへ訪れた20年以上前、ブラジルでは「ムラータ」という言葉は美人の代名詞のように使われていてすごく可愛い女の子が多いという印象があったのです。だから私がその後舞踏を踊りはじめて初舞台を踏む際にもいわゆる白塗りには目もくれずに、褐色いわゆる「黒塗り」をしたのですが、その感覚には間違いなく「ムラータ」への憧れがあったのだと思います。つまり「ムラータ」のようになりたいと思っていたのだと思います……が、今は「ムラータ」という響きそのものが気に入っていてどちらかというと私の考える架空の村の名前といったイメージくらいでもいいかなと思っています。


アトリエ公演「肉体の四季」-和魂(にぎみたま)の景-

期日:2021年8月22日(日)
開演:15時開演(14時半開場)
会場:舞踏青龍会アトリエ(福岡県小郡市二森1632-11)
会費:3000円(学生2500円) 定員 15名(完全予約制)


PROGRAM

<第1部>
◇ 飯田和美/舞踏(大阪)
「TA TSU」
─ 2分間の換気タイム ─
◇ 中島智彰/舞踏(福岡)
「満点星(どうだん)」
─ 2分間の換気タイム ─
◇ 松田美和子/舞踏(福岡)
「擬態」

───休憩(10分間)──

<第2部>
◇ OddRooming/舞踏・法竹(福岡)
「ムラータ 森の生活」
─ 2分間の換気タイム ─
◇ 木村 由/ダンス(東京)
「アンサイレント ダンス」
─ 2分間の換気タイム ─
◇ 天津孔雀/朗唱演戯(不詳)
「孔雀版・卒塔婆小町(デヴィーヌ編)」

※ 恒例の終演後の小宴はお弁当と乾杯程度に簡略化させて頂きます 

予約など詳細はこちらもご覧ください→舞踏靑龍會HP

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