今も昔も高すぎて導入しずらいAdobeソフト
30歳すぎて未経験からDTPをはじめて、その後デザイナーとして職を得たRoominですが私がイラレを触りはじめた頃はAdobeのソフトは製品としてパッケージ販売されておりその値段の高さにヲののいたものです。約20年前でも数万円ほどしていて、幾ら何でも高すぎるやろと導入は夢のまた夢状態だったのですが、店頭でふと「アカデミック版」なるものがあることを知りました。その値段は約半額かそれ以下でそれならなんとか手が出るかもと思わせるような価格だったのですが、それは学校関連の先生や生徒やらが使うならこの価格でいいよ〜といった特権価格だったのです。私が学生の頃はギリ写植も併用といった時代でDTP創世期、当然学校でもそんな学びはあるはずもなく(そもそも私はコテコテのファインアート出身なのでパソコン自体を使用していなかったですが)いざ社会に出てみると「アカデミック版」を使えることに羨望の念を抱いていたものです。
そしていつからかAdobeのIllustratorやphotoshopなどのグラフィック編集ソフトはその他の様々なクリエイティブソフトと統合され「Creative Suit(CS)」という名でセット販売されていましたが「CS6」を最後にいわゆるCD-ROMからインストールしてシリアルを入れるパッケージ製品はなくなり、クラウドからオンラインでサインインして使用する「Creative Cloud(CC)」が主流となっております。このサービスはいわゆるサブスクリプションで月々の使用料を払うことでそのソフトを使用する権限を得るというものなのですが、Adobe CCはもはやDTPやグラフィックソフトのみならずクリエイティブワークの統合ソフトとなっていて、グラフィックデザイン、動画編集からWEBデザインや構築など、アートワークに関してはほぼ万能といっても過言ではないでしょう。(それらをサクサク動かす盤石なハードウェア環境があるかどうかは別として)それだけに値段もはっきりいって高いです。まぁ、感触的には20年前に私が店頭で見たパッケージ版とサブスクの一年分が同じくらいかなと思いますが、一ヶ月が6,000円代だったかと思うのでこれだけで年間7万円以上します。とてもじゃないけど個人のレベルで揃えられるものではないというのが正直なところかと思います。
ところが約半額で使えるワザ(?)があった/個人なら誰でもOK
そんな世知辛い世の中にも「学ぶ者」への優遇措置はあるもので、独学でデザイナーを志す知り合いの若い子が利用していた「オンラインスクールに登録するとAdobe CCが超安い」という話を聞いてなるほどなと思いました。Adobe公認のオンラインスクールでCCが使えるオンライン受講を申し込むと一年間CCを約半額のいわゆる「アカデミック版」に迫る価格で使用できるという制度があるらしいのです。その中にはクリエイティブ系教育機関の雄「デジハリ」こと「デジタルハリウッド」なんかもあったりします。具体的には年間で39,980円でAdobe CCが使い放題ということなのですが、これは月に換算すると3,000円代ということですのでまぁ出せない金額ではなさそうな…。ハードルはグッと下がった気がします。また、この制度はリアル学生さんに限ったことではなく「個人」としての利用なら誰でも利用可能とのことでさらに商用利用もOKとのことなので、副業として考えてらっしゃる方や法人登録していないフリーランスの方まで幅広く利用できるらしい…。デジハリのコースでは1ヶ月のオンライン講習と2ヶ月の添削サービスがあるとのことなので覚悟を決め最初にとことん学んでから、色々作ることができれば大変ヲ得なサービスだと思いますし、これからスキルを身に付けたいという人にとっても投資としてギリ許せる値段なのではないかな〜と思います。
→ソフト一年間のライセンス付き:Adobeマスター講座(デジタルハリウッド)(デジハリONLINE)