舞踏の衣装を探しに/クタクタ感を求めブックオフの古着とサンキューマートが侮れない

BUTOH

舞踏の衣装を考えるときはだいたいクタクタした着古し感を求め、なんども着古してヨレヨレにした服を衣装用に下ろす(昇格する)ことが多いのですが、古着はそんな「着古し感」を最初から孕んでおりしかも安いので若い人たちにとっては舞踏の衣装選びのニューノーマルとなっているようです。私も公演に向けて何か少しイメージを変えたいと思い、衣装になりそうな服を物色しにブックオフ(古着コーナー)に寄ってみました。先日よしおとビックカメラにケーブルを買いに行った後天神をウロウロしていて地下街を北上していたら100円ショップのセリア大型店やファッションセンターしまむらなどが入っているノース天神にたどり着き、一階のエスカレーターのところでブックオフの50円引きクーポン券を配っていたのでツツツ〜とブックオフの古着売り場へ。よしおに「衣装用に何か古着を物色したいんだけど…」というと、彼女の方が色々詳しいようで、よしおも衣装の物色を手伝ってくれました。私はどうも衣装については無頓着でやや苦手な分野ではあるのですがなんとなくイメージしているのは、あまり装飾のついていないワンピース的なもので無地で、貫頭衣的なシンプルなものならなお好ましいかな〜と色のベージュとかかな〜と、全くイメージを変える気のない選び方をしておりますと、よしおが「これどヲですか〜?」とドレスコーナーからなかなかおもしろいいい感じのドレスを手にとってくれていて「これくらいの方がイメージが変わると思うんですよね〜」と頼もしいアドバイスまで。私はドレスコーナーから選ぶなど考えてもいなかったのですが、よしおの選んだドレスたちはどれも確かに面白そう。しかしいくら見た目が面白くても着た時に体が動くかどうかとそもそも入るかどうかが最重要なので3着ほど選び試着へ。古着屋のブックオフですが、試着室も何個も用意されていました。そしてその中で、色や形は極めて普通だけど腕周り足回りの動きが完璧にできる一着を選びました。元々はブランドもののようですが、値段も800円と超お手頃。しかもレジのところで「50円引きクーポン」の存在を思い出して差し出すとさらに値引きされました。

サイズは小さめだったけど両腕両足の動きには支障がない(photo by Ichizo)

さらによしおが「衣装に使えるアイテムがある」と連れて行ってくれたのが新天町商店街にある「サンキューマート」です。このお店はその名の通り全品が「390円」均一というお店なのですが、雑貨から衣類まで小中高生がいかにも好きそうなグッズが並んでいる傍らに衣料品もあり、その中でも、体育会などを想定してか色とりどりの法被があり、それとお揃いとなるようなチュチュのようなシフォン状のスカートがよしおのおすすめです。確かにこれならライブの時に衣装のパーツの一つとして使えそうだなと思いました。実際によしおはこれらを組み合わせたセットを衣装として使っているということでした。色も赤、黄色、オレンジ、紫、白、黒などがあり「赤」「白」「黒」あたりは使えそうですね。今回は購入しなかったのですが、これはぜひいつかどこかで使ってやろうと思います。

よしおの衣装アレンジ見本。サテンの超ミニワンピースの下にシフォンの長めのものを重ねている(2020/01@gigi)

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