舞踏靑龍會のアトリエ連続公演は2月、5月、8月、11月の第4日曜日に行われております。今年もその日程で執り行われるので2月にギリギリ間に合うように年明けにチラシが完成するのが毎年恒例です。今年初めて舞踏靑龍會の稽古へ馳せ参じました。緊急事態宣言中ということもあり、西鉄電車は変則運転をしておりましたが、端間駅からアトリエへ向かういつもの道は全く平常と変わらない様相です。アトリエへ行くと2021年のアトリエ公演のチラシが出来上がっていました。やはり例年より折り込みのできるイベントがないため部数は減らしたとのことでした。まぁ、とはいえ、出演者は前回よりさらに増えて今回から初めて加わる方々もいるので裏面は大変なことになっておりました。おそらく今までで一番多いのではないかと思います。
この日は割と暖かくて暖房は必要ありませんでした。(そもそも稽古時は極力空調はなくていいと思います。)舞踏靑龍會のアトリエでは新型コロナウィルス感染症の対策の一環として常に換気を保った状態で稽古・公演を行なっておりますのでそのせいか外の気配も感じられます。この日はやたらと種々の小鳥の声が聞こえてきてそれはまるでお手洗いに設置してある音源に見られる人工的な自然音のような嘘っぽさのような完璧な奏でで、そういう音に耳をすませることができる素敵な場所だと再認識した次第です。
川はいつものように流れているし、草も風に揺れております。鳥は会議を行い、山はそこに在るわけです。おどりは本来、本人それぞれが自分の中の世界を淡々とつくるということをやっていくだけなのですが、それでもこうやって交錯するところのあることはありがたいし、年4回のアトリエ公演に関しても淡々とやっていくことと思います。