2021年の新春が明け、ふと思うことがあります。数年前Master Wotazumiが新年に営業で三番叟を演奏したことがあったのですが、「三番叟(さんばそう)」なる演目はお正月恒例なのかどうか実はよく知らなかったなと…。数年前、舞踏靑龍會にて新春特別イベントとして人形浄瑠璃の勘六さん率いる筑前艶恋座の方々がアトリエで公演をしてくださったことがあり、その際は原田さんの舞踏とのコラボレーションもあったのですが、その時の演目にも確か「三番叟」があったような気がします。とりあえずはWikipediaをはじめとするネットで調べてみてもこれといったぴったりの回答は得られませんでしたが、諸説ある中では祝言の舞と言われ、かつて謡始めなどで演奏されることがあったようで芸事の初めにはふさわしい演目であったことから、新年のイメージがあることは間違ってはいないようです。
非風ケツ能団における「三番叟」とは?
かのケツ能袋坂流宗家袋坂ヤスオ氏率いる非風ケツ能団の演目にも「三番叟」があるのですが、京都のアバンギルドにてOddRooming一同が出演させていただいた、第一回ケツ能・狂言の会が大々的に行われた際に、番組の冒頭の演目として演じられたのが宗家による「三番叟」でした。翁の面をつけられ扇などを用いられるおめでたい舞であると同時に冒頭に「翁」の演目を持ってくるという能楽のセオリーのようなものがあるとかないとか?つまり総括すると「三番叟」は「はじまり」にふさわしい演目なのではないかなというところに今のところは着地しました。ちなみにその第一回ケツ能・狂言の会の番組では、冒頭の「三番叟」を受けてその次は「サンバ」(Sunday Michiruによるサンバ披露)の演目へと引き継がれるのですが、これもきっとケツ能宗家の考えるところを以っての云われある進行に違いないと思われます。何れにしても伝統あるケツ能界における「三番叟」の意味合いについてはOddRoomingはあまり詳しくなく真為のほどは明らかではないので袋坂宗家にもお伺いしてみようと存じます。オホホ。
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この会の時初めて出演した京都のアバンギルドは、状況をみながら絶賛営業中。
そうだ京都いこ。
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