まだ会ったことのない人に招かれて別府へ
2012年にニューヨークで英語を猛勉強して以来、地道に勉強を続けた甲斐あったのか、私は稽古などでたまにくる外国人と英語で話せるくらいにはなりました。そのおかげか、別府在住のマークというアーティストを紹介され、別府の旅館で展覧会を行うのでその会場で踊りませんかというお話をいただきました。しかも、マークはうちに泊まればいいとおっしゃる。マークは私の踊りをまだ一度も見たことがないのに、何をそこまで信頼してくれかたかはよくわかりませんが…とにかく別府へ向かいました。
別府の北浜バスターミナルから歩いていけるところに今回の会場となる山田別荘という旅館はありました。今回のパフォーマンスはベップ・アート・マンスというアートイベントの一環で行われるもので、別府の街の中で様々なアートイベントが行われているのですが、その中でマークがこの山田別荘を会場として作品を展示し同時にパフォーマンスを行うというもののようです。マーク=トラスコットはイギリス出身の別府在住の鉄を使った彫刻家で、初対面でしたが我々をファミリーのように迎え入れてくれました。その日はマークの家に泊めていただき、翌日は本番。確認しておきますが、マークはその時点でまだ私の踊りを一度も見たことはありません。
パフォーマンスの会場となる山田別荘の庭園からは別府タワーがよく見え、今回のコラボレーションのメンバーである湯布院在住のなつみさんのカリグラフィーを先導としてパフォーマンスは始まりました。普段は恐れ多くてとても入ることはできないであろう老舗の温泉旅館の日本庭園の石から石を飛び移り這い蹲り踊る思う存分踊らせていただきました。山田別荘のオーナーご夫妻はマークの奥さんのお友達で実は相当な「地元コネクション」があったということを聞き、そうだよなぁと納得。踊った後には温泉にも入らせていただくというおまけ付きで、あまり入ったことのない半地下式の温泉を堪能させていただきました。知り合いのつてでもないとなかなかおどれない場所っていうものがあるものでなかなか素敵な出会いとなりました。
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その時踊った山田別荘は、レトロな佇まいが素敵なお宿です。
別府への旅行の際には是非チェックしてみてください。
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