久しぶりにキャナルシティ博多に映画を観にいった帰りに寄ったお気に入り本屋のひとつである「MUJI BOOKS」。こちらは無印良品の店舗内に本屋さんがあり椅子や安価に飲めるセルフサービスのコーヒーもある楽しい本屋です。無印良品の雑貨や衣料・食品と共存している店舗なので、こちらの本の在庫数はそんなに多くはないと思うのですが、品揃えの妙にはいつもワクワクさせられる本屋さんです。(なんと絶版になっているOddRoomingのバイブル「ウォールデン森の生活」小学館版が平置きしてある)椅子もあったりしてコーヒーを飲みながら座り読みできるグレートプレイスです。植物関係から菌類関係へ眺めてその続きでデザイン関係からアート関係に流れるわけですがその一番端のカオスアートコーナーに「土方巽」の文字を見つけました。この本屋さんの規模は小から中くらいの冊数ですが、それにして「土方巽」のタイトルがあるとは思いませんでしたので不意打ちを食らった感じがしました。「写真集 土方巽 ー肉体の舞踏誌」(勉誠出版)というその本は写真集というよりはとにかくたくさんの写真を見せてくれる記録本といった体裁で慶応アーカイブスの森下さんが編集されたようです。時系列に土方の写真が並び巻末の方には細江英公さんの鎌鼬コーナーがあったりします。どうやら察するにほぼ土方関連の写真がこの本に結集されているようでした。…ということは、OddRoomingが敬愛する「GPO(Great Photographer Onozuka)」こと小野塚誠さんの写真があるに違いないと店頭にてページをめくっておりますと、やはり全体でいうと中盤、土方が舞台にも出ていた全盛時期にかなりの枚数の小野塚さんの写真を確認することができました。
私は東京で活動していた頃、GPO小野塚さんにかなりいい写真をたくさん撮っていただいて、その「舞踏LOVE」な感性と情熱は大いに信頼をしております。「GMC(Good Mountain Company)」こと故神山貞次郎さんと2大「舞踏LOVE」な写真家かなと。。特に小野塚さんは土方巽が好きで割と私の好みとはあっていたんじゃないかなと思います。
小野塚さんの写真もたくさん掲載されているしこの本買おうかな〜とちょっと考えているところですが、MUJI BOOKSの店頭で誰かの目に触れる可能性を残したほうがいいのかな〜とか、それとも福岡で一冊売れたら実績となるのかな〜とか色々妄想しつつもう少し検討してみます。ちなみに価格は3,500円と写真集とは思えない良心的な値段。それよりも何よりもこの本をここへ取り寄せた書店のチョイスに敬意を払いたいと思います。
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MUJI BOOKSキャナルシティ博多店にて発見(2020年11月時点)土方巽の写真をかなり網羅したフォトブックです。
↓↓↓Amazon:写真集 土方巽 肉体の舞踏誌 森下隆(編)