コロナ禍のニューヨークはライブはペンディング
久しぶりに、Creative Music StudioのKarl Berger氏から連絡をいただいたので何かと思ったら、ZOOMによる配信ライブを行うというご案内で、しかも料金はフリーだという。(お金が払える人に関しては「Donations are greatly appreciated」です!私はこの言い回しがすごく好きです。)2014年、2017年のニューヨークのアップステートでのKarl Berger氏の主宰するCreative Music Studioの夏のワークショップに参加させていただいて、私のおどり史上でも重要な素晴らしい経験をさせていただきました。そもそもCreative Music Studioは即興音楽のinstituteであり、本来ミュージシャンを対象としたものであったと思うのですが、私は最初ワークショップに参加するときに「あの〜私おどりっていうか楽器ないんですけど〜」って感じで申し込み、それを歓迎をもって受け入れてくださった、誠に「OddRooming的」な環境だったのです。
ニューヨークで即興というとどうしてもフリージャズとか、往年の名プレイヤーの方々がとにかくぷフォる!みたいなのを連想してしまうし、実際そうやって即興を名乗るミュージシャンはたくさんいるのだけど(それは別にそれでいいのだけど)私はラッキーなことに自分の考える「即興」に出会えてる気がして、その最たるお方がKarl Berger氏だと思いました。とにかく「身体性」がすごいのです。そのKerlはニューヨークのWoodstockを拠点としていて、おそらく2020年COVID-19の影響でLIVEやワークショップの活動が制限されているものと思われるのです…が、こうして御年85歳になるKarlが決して大御所ぶらず、距離があってもなくても同じ状態でいられる配信ライブを行い、私たちみたいな世界の散り散りにいる者たちにその案内をくれるということに勇気付けられている感じがします。
Karl BergerのZoom gigはこちらから
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1970年ごろ発売されたKarl Bergerも参加するアルバム。当時はヴィブラフォン(鉄琴)奏者としての活動が多かったのではないでしょうか。
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